三菱マテリアル株式会社は、使用済み電気・電子機器(WEEE)のリサイクルをめぐる制度整備が進むチリにおいて、チリの高等技術専門学校「Duoc UC(ドュオックユーシー)」の学生を対象に、金属リサイクルに関する講演を行うとともに、「チリ国内に金属リサイクル文化を醸成するために、日常的にどのような行動を意識すべきか」をテーマとしたワークショップを実施しました。
当社グループは、中期経営戦略(2026~2028年度)において「資源循環ビジネスで未来を創る企業へ」を基本方針に掲げ、資源循環ビジネスのグローバル展開を重要な成長戦略の一つと位置付けています。
チリでは、リサイクル関連法であるLey Nº20.920(廃棄物管理および拡大生産者責任<REP>に関する法律)の電気・電子機器分野が2026年5月7日に公表され、電気・電子機器を販売する企業に対し、製品の回収およびリサイクルを行う責任が段階的に課されることとなりました。制度整備の進展に伴い、金属リサイクルの重要性は一層高まっています。
当社はこのような環境変化を見据え、2024年より、Duoc UCや現地リサイクラーと提携し、使用済み電気・電子機器の回収に向けた取り組みを進めてきました。具体的には、回収コンテナの製作費用の寄付や、キャンパス内および市内への設置を通じて回収インフラの整備と学生を中心とした啓発活動を一体的に推進してきました。
今回実施した講演およびワークショップは、こうした継続的な産学連携の取り組みをさらに発展させ、チリの学生が金属リサイクルの意義を理解し、日常行動につなげていくことを目的として実施したものです。
当日は、Duoc UCの学生約200名に加え、在チリ日本大使館の大使およびチリ環境省関係者らが出席しました。講演では、金属資源には限りがあること、使用済み電気・電子機器から銅などの有価金属を回収し、再び資源として活用できること、そしてそのためには一人ひとりの分別や回収への協力が重要であることなどについて説明しました。
講演後に実施したワークショップでは、「チリ国内に金属リサイクル文化を醸成するために、日常的にどのような行動を意識すべきか」をテーマに参加者同士で意見交換を行いました。学生からは「使用済み電気・電子機器を適切に分別・回収に出す意識を高めることが重要」との意見が挙がるなど、活発な議論が交わされました。