5. 今後の展開
まずは、使用済みIT機器や通信設備由来の金属資源を対象に、回収から再資源化および再生材供給、その特性情報の伝達までを一体で担う循環モデルの構築に取り組みます。
今後は、排出企業、リサイクラー、製品メーカー等との連携を拡大し、再生材利用に関する具体的な取り組みや活用事例の創出を進めていきます。
また、情報の伝達プラットフォームについては、将来的に他素材への展開も視野に入れ、より広範な製造業の資源循環を支える基盤へと発展させていきます。
モノの流れと情報の流れを組み合わせることで、資源循環を可視化し、再生材が選ばれる市場の実現をめざします。
6. エンドースメント
古河電気工業株式会社 執行役員 徳田 繁様
当社グループでは「環境基本方針」と「環境ビジョン2050」において環境に配慮した製品・サービスの提供および循環型生産活動を通じ、バリューチェーン全体で持続可能な社会の実現に貢献することを掲げ、金属を含む再生材の活用を進めています。
今回の新会社設立は、再生材の特性情報の伝達を通じて関係者間での情報共有を促進し、再生材活用の意義をより明確にしていくものととらえています。
本取り組みを通じて、再生材の活用がさらに広がるとともに、再生材の活用状況や資源循環に関する取り組みがサプライチェーン全体においてより適切に理解・評価されていくことを期待しています。
ミナミ金属株式会社 代表取締役社長 岡村 淳様
当社は、使用済み機器の回収・再資源化に長年携わる中で、資源循環の現場におけるさまざまな課題に向き合ってまいりました。
今回の新会社の設立は、回収・再資源化から再生材の活用、さらには再生材の特性情報の伝達までを一体で進める点に、大きな意義があるものと受け止めています。
リサイクルを担う立場として、回収・再資源化を通じて生み出される再生材の価値に加え、現場での適正な処理や持続可能な取り組みについても、サプライチェーン全体で適切に共有・評価されていくことを期待しています。
本取り組みにより、資源循環に関わる企業間の連携がさらに進展し、再生材の利用拡大とともに、静脈産業の役割や価値がより広く認識されていくことを期待しています。
当社としても、現場で培ってきた知見を活かしながら、持続可能な資源循環の実現に引き続き貢献してまいります。
※1 有価金属を高濃度に含有する電子機器類の廃基板などの総称。
※2 本件の完了は、関係規制当局からの承認等を前提としており、今後必要な手続きを進めてまいります。