三菱マテリアル株式会社は、中期経営戦略(2026~2028年度)に基づく事業基盤強化および収益力向上に向けた取り組みの一環として、当社および完全子会社である株式会社MOLDINO(以下「MOLDINO」)が営む国内の切削工具販売事業を統合することを決定しました。
本統合により、両社が有する製品群や技術提案力、営業ノウハウを結集し、お客様への提案力向上と迅速な市場対応を実現するとともに、営業拠点やバックオフィス機能の効率化、営業リソースの最適配置を通じて、国内市場における競争力および収益力の強化を目指します。
1.統合の目的
近年、製造業を取り巻く環境は大きく変化しており、生産現場における省人化、高効率化、高精度化へのニーズが高まっています。また、自動車、航空宇宙、半導体、金型・部品加工など幅広い分野において、加工技術や工具に求められる性能も高度化・多様化しています。こうした環境変化に迅速に対応し、お客様への提案力とサービス品質をさらに高めるため、三菱マテリアルとMOLDINOがそれぞれ展開してきた国内の切削工具販売事業を統合します。
今回の統合では、両社が保有する製品群や技術提案力、営業ノウハウを結集することで、お客様に対する提供価値のさらなる向上を目指します。三菱マテリアルは旋削工具、フライス工具、穴あけ工具など幅広い切削工具を展開しており、MOLDINOは金型加工分野を中心に高い技術力とブランド力を有しています。両社の強みを融合することで、お客様の加工課題に対し、より総合的かつ高度なソリューション提案を実現します。
また、本統合により、迅速な意思決定体制を構築するとともに、営業拠点およびバックオフィス機能の効率化、営業リソースの最適配置を図ります。さらに、両社が有する顧客基盤や営業ノウハウの共有を通じて顧客接点を拡大し、両社の製品群を活用した、より高度な提案活動を推進します。これらを通じて、国内市場における営業競争力および顧客提案力ならびに収益力の強化を目指します。
2.新会社の役割
本統合に伴い、三菱マテリアルは100%出資する新会社を設立し、三菱マテリアルおよびMOLDINOが営む国内の切削工具販売事業を、吸収分割の方法により当該新会社へ承継します。新会社は、三菱マテリアルグループにおける国内の切削工具販売機能を担い、2027年4月1日に事業を開始する予定です。
販売機能を新会社へ集約し、三菱マテリアルおよびMOLDINOは開発・製造に注力することで、それぞれの専門性を高めるとともに、お客様のニーズを迅速に事業活動へ反映できる体制を構築します。
また、本統合後も「Mitsubishi Materials」および「MOLDINO」の両ブランドの強みを活かした事業活動を継続し、お客様への安定的な製品・サービス提供に努めてまいります。
3.統合の概要
三菱マテリアルは、2026年10月下旬を目途に100%出資の新会社を設立します。新会社は設立後、2027年4月1日付で「三菱マテリアルツールズ株式会社」に商号変更し、国内向け切削工具の販売事業を担う予定です。
その後、三菱マテリアルおよびMOLDINOをそれぞれ吸収分割会社、新会社を吸収分割承継会社とする吸収分割を実施し、両社の国内向け切削工具の販売事業に関する資産、債務、契約上の地位その他の権利義務を新会社へ承継します。
なお、吸収分割の効力発生日および新会社の事業開始日は2027年4月1日予定です。
4.新会社の概要