三菱マテリアル株式会社は、中期経営戦略(2026~2028年度)に基づき、伸銅品事業の競争力強化と事業ポートフォリオ高度化を推進しています。
伸銅品事業は、当社が推進する資源循環ループにおいて顧客との重要な接点を担う事業であり、顧客発生スクラップの循環利用拡大や合金リサイクル技術の高度化を進めるとともに、高付加価値銅合金やデータセンター向け材料など成長分野への展開を強化しています。
この方針のもと、生産・供給体制の最適化および経営資源の重点配分を進めるため、当社100%子会社であるリョウシンドウマニュファクチュアリング社(マレーシア・ジョホール州、以下RM社)における銅・銅合金条のスリッター加工および販売を終了することといたしました。
RM社は1995年の設立以来、東南アジア市場向け供給拠点として事業を展開してきました。しかし近年、市場環境や競争環境の変化に加え、マレーシアにおけるスクラップ輸出規制強化など、事業環境が大きく変化しています。
こうした状況を踏まえ、当社グループでは供給体制ならびに資源循環のあり方について総合的に検討を重ねた結果、生産・物流機能の最適化を通じた競争力強化と資本効率向上が、中長期的な企業価値向上に資するものと判断しました。
本再編により、生産効率向上や在庫圧縮による資本効率改善を図るとともに、創出される経営資源や生産余力を、高性能銅合金、xEV向け材料、データセンター向け材料などの成長分野へ重点的に振り向けることで、伸銅品事業のさらなる競争力強化と持続的成長を目指してまいります。
記
1.再編内容
対象会社 :リョウシンドウマニュファクチュアリング社(RM社)
所在地 :マレーシア・ジョホール州
対象事業 :銅・銅合金条のスリッター加工および販売事業
実施内容 :製造・販売の終了
操業終了時期 :2027年3月(予定)
今後の供給体制:若松製作所(福島県会津若松市)より継続供給
2.業績への影響
本件が2026年度の連結業績に与える影響は軽微です。今後、公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。