三菱マテリアル株式会社

三菱マテリアル株式会社は、弱い力で変形し、力を取り除くと元の形状に戻る特性と、高い導電性を両立した「フレキシブル銅合金」を開発しました。
本銅合金は、当社の「産学共同研究公募制度」を活用した東北大学大学院工学研究科との共同研究成果です。本銅合金は、「曲がっても元の形状に戻るしなやかさと導電性を両立した金属」として、従来の金属材料では難しかった自由度の高い設計を可能にし、新たな用途の創出につながることが期待されます。当社イノベーションセンターにおいて、本銅合金のサンプル提供を開始しています。
 

1.フレキシブル銅合金の特長
一般的な銅材料は、大きく変形させると元の形には戻らず、変形後の形状を維持します。一方、本銅合金は弱い力で大きく変形させることができ、さらに大きく変形させても、力を取り除くと元の形状に戻る特性を有しています。加えて、黄銅やアルミニウム合金と同等レベルの高い導電性を有しており、「曲がりやすさ」「元の形状に戻る特性」「導電性」の3つの特長を兼ね備えています。
この特長により、ロボットの関節部やウェアラブルデバイスなど繰り返し曲げ伸ばしが生じる可動部の配線材料をはじめ、電子機向け部材など、新たな用途への展開が期待されます。

 

 

2.サンプル提供開始および展示会出展
当社イノベーションセンターでは、一部のお客様に向けて本銅合金のサンプル提供を開始しています。
また2026年9月30日から10月2日まで幕張メッセで開催される「高機能素材Week」において、当社グループ会社である三菱マテリアルトレーディング株式会社のブースで本銅合金を展示します。

 

3.今後の展開
本銅合金は、当社の「産学共同研究公募制度」を活用し、東北大学大学院工学研究科の大森俊洋教授との共同研究成果として誕生しました。

 

今後は、サンプル提供や展示会出展を通じて顧客ニーズの把握を進めるとともに、顧客からのフィードバックを踏まえながら用途や仕様の最適化を図り2030年までの事業化を目指します。

 

三菱マテリアルグループは「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ことを「私たちの目指す姿」と定めています。今後も当社は、オープンイノベーションによる挑戦的な研究開発を通じて新たなマテリアルを創造し、オンリーワンの高機能素材・製品を供給することで、目指す姿の実現に取り組んでまいります。

 

【関連情報】
三菱マテリアル 産学共同研究 公募制度

URL:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/business/rd/koubo.html

 

2020年2月3日プレスリリース
事業化を視野に入れた産学共同研究の公募制度を運用開始
URL:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2020/20-0203.html

 

第17回 高機能素材Week

URL:https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/visit/mw.html

 

以上

<本件に関するお問い合わせ>
広報室:03-5252-5206